My important place【D.Gray-man】
第45章 10/31Halloween(番外編)
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「ハッピーハロウィン!」
「トリック オア トリート!」
「お菓子をくれなきゃ悪戯するぞー!」
「わぁ…スッゲー!大きな街だなっ!」
茜色から群青色へと鮮やかに変わりつつある空。
陽が落ちてゆくと同時に、教団から些か離れた場所に存在する大きな街は、賑やかにオレンジ色の灯りを灯していた。
ユラユラと揺れる大小の南瓜達は、今日の主役。
同じにオレンジ色の灯りを手に、お菓子を頂く籠も抱えて。
街中を行き交うは、様々な仮装を施した沢山の子供達。
彼らと同じに目を輝かせるティモシーに、雪はほっとしたように笑みを零した。
「なぁなぁエミリア!オレ達もお菓子貰いに行こーぜ!」
「あっ待ちなさいティモシー!そんなに走ったら迷子になるわよ!」
満面の笑みで駆け出すティモシーを、慌ててエミリアが追う。
そんな二人の微笑ましい光景を目にしながら、いそいそと袖を捲る人物が一人。
「じゃあ僕も行こうかな。折角のハロウィンですし」
「アレンの持ってる籠が、私達より遥かに大きいである…」
「あれ、農作業とかで背負って使うやつじゃねぇさ?」
「農作物でも採りに行くの?アレン君…」
「はは、何言ってるんですかリナリー。そんな訳ないでしょ。ハロウィンという名の戦場に狩り出すだけですよ。戦利品が無くなる前に頂戴しに行かないと」
「…闘志が漲ってるな…」
「ほんと…流石アレンくんね…」
にっこりと綺麗に笑う背後には、メラメラと闘志が漲って見える。
大食漢なアレンらしい姿にマリやミランダ達は感心気味に目を見張った。