第2章 新しい景色達
「あんた一体何なの!?私の事どんだけ嫌いなの!!!!別に私は嫌いでも構わないし私があんたの琴線に触れちゃったのもわかった!!!でも真琴君が私のために言ってくれたのにあんな言い方しなくてもいいでしょ!?あんた優しい嘘もつけないのこのポンコツ!!!!!真琴君は誰よりだって何よりだってあんたのこと一番知ってた!!!!」
今度は彼を激しく揺さぶる。
「それについでに言ってやるなら挨拶ぐらい嫌いでも返したら!!!???毎日毎日声かけてんのにぜぇぇぇええんぶ無視!!!挨拶は返せってならってねぇのかこのバカ!!!!!!!」
そのまま床に叩きつけ上に覆い被さる。
「もぉおおわかった!!!!真琴君があんだけしてくれたから絶対貴様と仲良くなってやる覚悟しろこのやろぉぉおおお!!!!!!」
ぜぇ、ぜぇと息を切らす。
彼は私の突然の咆哮にも似た叫びに唖然とした顔をしていた。
しばらくすると私を退かして下に俯いたあと、いつもは死んだような瞳がギラと私を突き刺した。
彼のその態度に一瞬怖気付いてぶるっと身震いしたが彼が居間を出て行くのを拳を握りしめて睨み付けた。
真琴君、真琴君に謝らなくちゃ。
そう思った私はその場から立ち上がった。
元はと言えば私が七瀬のバカと関係修復したかったのが原因なのだ。真琴君がそれで七瀬のバカに傷付けられるだなんて我慢ならないー・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうじゃん。
元はと言えば、
「私のせいだ・・・・」
それこそ、偶然の重なりとでも言えるかもしれない。でもこれが私が虚栄をはっていたことで出た錆なら・・・
自業自得すぎる。
外まで出た私はその場に項垂れる。
そんな私はたった今七瀬君には怒りのあまり怒鳴り、真琴君には少なくとも親友、大切な人である彼と喧嘩するハメに・・・
八方塞がり・・・・!
(真琴君、きっと傷付いてるだろうな・・・)
優しい人だ。笑ってそんなに傷付いてないから大丈夫って、傷付いたままいうにちがいない。
七瀬君は・・・考えるまでもない。
家に入ることすら後ろめたく感じた。