第2章 新しい景色達
「端正な顔立ち・・・っていうの?怜君って女子人気あるでしょ」
「は、は・・・?」
面食らったようにポカンとしている。
「・・・?」
ニコニコしながら返答を待っていると、少しの間ののちに言葉は紡がれた。
すると彼は赤面を見せながらむくれたような顔をする。
「・・・わわかんないです、そんなの・・・」
「嘘だー。謙遜?」
「そ・・・そそそソウイウ経験が、滅法無いもので・・・」
「・・・ぶふっ」
「何で笑うんですか絶対なければいけないものでもないですしこのとおり僕は今までな・ん・の!支障もなく生活が行えているんです第一恋人や異性に時間を割く余裕など僕にはないのであってある意味それはできないのではなくやらないという意思選択の一つであり可能不可能の問題ではないんですわかりますか!?!?」
一言も噛まずに言い訳にも似た事が出てくる出てくる。思わずけらけら笑ってしまう私は、反面でモテるんだろうけど近寄り難いんだろうなーとかそういう考えを巡らせていた。若干目を回しているあたり動揺を隠しきれないようだ。
・・・まぁ彼の変っぷりを見ていると、本当に女性に狩猟()範囲にされてないのかもしれない。
「わかったってば」
「もう貴方ほど無礼かつ若干意地くその悪い女性にあったのは初めてだ・・・正直言って大嫌いです・・・!!」
恐らくヒートアップした頭が彼にそう言わせるんだろうけど少し傷ついた。っていうか意地くその悪い点あったのか!?
しかし悪いのは私であるし、と思いごめんねと謝る。
でも思い返すと、彼は私を好いていたらしい。
それを言うとまた怒らせてしまいそうで、私は質問を変えることにした。
「じゃあさ、好みの女性像とかは?」
「・・・しっかりとそんなくだらない事、考えたことありませんよ」
そうか、今まで一切関わらずに生きてきた人間なら当たり前か。
「まぁ、不躾無礼で不器用な女性は嫌いですね」
数点ぐっさぐさと私の心臓付近に矢の雨を降らせるような言葉があった(というよりほぼ全部)のだが・・・。
そう言って眼鏡をくいと上げ私を若干見下ろす様にしている(自主規制)アホメガネ・・・。
別に彼に好かれたいわけでもないが見事に当てはまったことにショックを受ける。