第2章 新しい景色達
何とか下着を見つけ出して、自分の(らしい)服を見つけて着た。
着るものを見繕うためにこの家を駆け回ったのだが、ここはマンションの一角らしかった。家の相場とか価値とかはよくわからないが多分少し家賃が張りそうな所だ。
リビングにある大きなソファに1人腰掛けて大きな大きな窓に映る外を見る。
リビングもデカいし洒落てるし明らかに外に映ってるの都会だし田圃も海もないしどこだここはなんだ私は。
ゲシュタルト崩壊しかけの私は、今の状況を整理するしか他にできることはなかった。
朝、確かに座敷布団で起きるはずの私は、ヤケにフェロモン満載な大人っぽい凛さんの隣で目覚めた。同じベッドの上で同じように裸。
・・・導き出される結論は(LLF)
私のヴァージンンンンンンンンンン!!!!!!
落ち着け私これはきっとビックリなんだ、鏡見た時髪型全然違ってたけど、私の顔つきも少し大人っぽくなってたけど多分これはそう、ビックリ!
頭を抱えていると、額にヒヤリとした冷たい感覚を覚えた。
その原因は指、指にリング状にその冷たさは伝わっている。
左手、薬指ー・・・。
覚えるようにその冷たさを見ると、
「あぁあ!!???」
お察しの通り、これは、そう、エンゲージリング的な、それか結婚指輪的な・・・どっちだ。
いいいいいいいいい一回、彼との関係については切り離して考えよう・・・。
リビングを落ちついて見回す。
トロフィー・・・いくつものトロフィーや賞状の入れられた額、栄光の証と言えるそれらはラックの上で溢れんばかりに輝いていた。
・・・よく見ると五輪らしき大会のものも・・・。
凛さん夢を叶えちゃってる?
私は朝の日差しに嬉しそうに輝くそれらを見て思わず口を綻ばせる。
少し首を振る。
私の心は体がいくつであろうがまだ高校2年で止まっている。それは彼も同じはず。
リビングに着替えを終えた凛さんが入ってくる。大きなあくびを一つして私の隣に座ってテレビをつけた。
「何でそんな難しい顔してるんだよ。変な叫び声上げるし、なんかあったか」
私の肩に腕を回したかと思うと回した方の腕の手で私の頭を鷲掴みにして軽く揺らした。
「・・・えーっと」
「?」
「今、何年、ですか」
「ハァ?」