第27章 紫翠と荒涼
今までと変わらない日常が始まった。
新八「おはようございまーす!」
新八くんが元気に出勤して、
銀時「朝からうるせェよ眼鏡。そんなんだからお前はいつまで経っても眼鏡のままなんだよ」
新八「もう眼鏡いじりはいいんですよ。まだ喋るだけアイデンティティのある眼鏡でしょうが。て言うか朝って、もう9時過ぎてんですけど。結野アナの番組終わりましたよ良いんですか」
銀時「何ィ!?録画したっけ?どうだっけ…オイぱっつぁん、昨日の俺ちゃんと録画してた??」
新八「んなこと知りませんよ」
神楽「…酢昆布のお花畑がこっちに向かって歩いてくるヨ」
新八「あ、おはよう神楽ちゃん」
神楽「うわぁ!!そんな、超時空要塞ファブリーズの消臭砲弾だと…!?」
銀時「朝から気色悪ィ夢見てんな。オイ、起きろ!」
神楽「ブベラ…ッ!あ、おはようネ銀ちゃん、新八ィ」
新八「もー、寝ながら歩くのやめなって言ってるでしょ」
神楽ちゃんと銀さんがダラダラと起きてくる。
しかし、今日は少しだけ以前と違った。
異変はここから更に30分後に起こる。
(ダダダダ…)
新八「ん?」
(ダダダダダダダ…!!)
銀時「…」
スパァァァン!!
襖を開け放ち、そのままの勢いで地面にめり込む。
『ごめんなさい!!!!!!!』
いつもと違うこと。
それは私がたった今起きたということだ。
銀時「オイオイ、いくら久しぶりの復活ったって初日から重役出勤たァいい度胸じゃねェか」
『うっ…』
目が覚めた頃には既に朝9時半を過ぎていた。
いつもゆっくり起きてくる神楽ちゃんと銀さんでさえ朝食を食べ終えている。
『…ごめん』
神楽「いいんだヨさくら。おかげで普段はなかなか食べられない“ごはんですよご飯”食べれたアル。夢の一杯一瓶が叶ったネ」
銀時「馬鹿てめぇ、家に一瓶しかねェごはんですよ丸ごとかけやがってコノヤロー。おかけでこっちは“ごはんだけですよご飯”だろーが。白飯だろーが!」
ギリギリと神楽ちゃんにスリーパーホールドをかける銀さん。
…やってしまった。
一度もこんなことしたことないのに。