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女の私の憂鬱 《黄瀬涼太》

第2章 黄瀬涼太による恋愛指南?!


「椿、テスト勉強の方は進んでる?」

「ん?まあまあ…だな」

母親にテスト勉強の事を聞かれて不意に黄瀬にキスされた事を思い出して飲んでいたお茶を吹き出す。

ブーッ

「きゃあ、椿!?大丈夫?いきなりどうしたのよ?」

「ゴホッ…ゲホッ…だ、大丈夫だ…」

「あ、もしかして!彼氏になんかされたんだー!」

光輝に図星をつかれて思わず、箸を投げる。

「ち、違う!////何もされてない!」

「危ねーよ!姉貴!箸投げんな!顔、赤い所が余計に怪しい!」

ニヤニヤと笑いながら茶化す。

「全く、やめない!二人共!椿、箸投げない!光輝はお姉ちゃんを茶化さない!」

母親の一喝で俺も光輝も怒りを収める。それと同時にポケットに入っていた携帯が鳴った。

~♪

「ん?誰から…っ!?」

電話をしてきた相手がまさかの黄瀬だった。なんなんだよ…タイミングが良すぎだろ…

「もしもし?何の様だ?」

『なんスかーせっかく、愛しの彼氏が電話してやったって言うんスのにー』

「なにが愛しの彼氏だ!それに何故、上から目線なんだ!用事がないんなら切るぞ」

『あ、違うっスよ!用事ならちゃんとあるっス!今から椿っちの家に行っていいっスか?』

「断る!!」

『即答スか!酷いっスよ~…』

電話の向こうで黄瀬が啜り泣く声が聞こえる。

「なんでうちにくる必要がある?」

『椿っち、数学のプリント忘れたっスよね?』

「え?」

ふと聞かれて慌てて鞄の中からファイルを取り出して中を探る。だが、いくら探しても数学のプリントがない。再び、電話に出る。

「…ない」

『やっぱりっスね、俺の鞄に一枚混じってたんスよ』

「明日でいい」

『えー!椿っちに会ういい口実になると思ったんスけど』

「もういいか?…疲れた」
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