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女の私の憂鬱 《黄瀬涼太》

第2章 黄瀬涼太による恋愛指南?!


「ん?なんだよ?」

「楽しそうだなって思ってよ」

急に名前を呼ばれた青峰は不思議そうに俺を見た。

「あぁ、楽しくて仕方ねーよ!」

ニカッと歯を見せて笑う。意外に怖い奴かと思ったが、案外そうでもないらしい。

「黄瀬も負けんなよ?」

「おう!絶対、いいとこ、椿っちに見せるっスから!」

「それはいい」

気合い十分に答えた黄瀬。その意気なら絶対、いつか勝ってくれそうだな…

それから約2ヶ月が経過したある日の事ー

「今日からテスト期間やで!一週間後の期末テストに向けて勉強してきーや!いいか?」

朝のホームルームで先生が一週間後に行われる期末テストの話をしていた。まあ、俺は毎日、ちょっとずつやってたから問題ないな…クラスメイト達は嫌そうに返事をして朝のホームルームは終了。

「椿っち…」

「なんだ?黄瀬?」

「テスト期間中は部活ないんスよね?」

「まあ、そうだな」

「そうっスよねえ…バスケ出来ないとか楽しくないっスよ…」

俺の後ろの席の黄瀬は机にだらしなく倒れ込む。

「そうかもしれないが、今回、テストで一つでも30点以下…つまり、赤点があれば、一週間、補習だぞ?」

「マジすか!?聞いてないっスよ!」

驚いてガバッと顔を上げる。帝光中は他の中学より少し厳しいらしく高校みたいに赤点があると補習が一週間、課せられるらしい。まあ、退学は中学だからないが…(本書ではそんな設定はありませんのでご了承下さい。By.作者)

「聞いとけ、先生の話を」

「うー…」

「所で黄瀬はテスト勉強してるのか?」

「してないっスよ、部活やら仕事やらで」

「それはそうか…」

「だから、今回、ヤバいんスよー!椿っちって確か、頭いいっスよね?」

「ま、まあ…それなりに」

ズイッと顔を近づけられ、思わず、身を引く。

「椿っち、俺に勉強教えて欲しいっス!」
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