第42章 影の薄さ
ジャンプボール直前、火神は「あの…センパイちょっといいすか」と木吉の事を呼び止め、「ジャンプボール俺に跳ばせてもらえないすか」と彼は交渉を始めた
木吉
「どうしたんだ急に…?確かに高さはお前の方が上だが…タイミングは俺の方が慣れてる」
火神
「…お願いします」
そう言われた木吉が火神の目を見ると彼は真剣な表情で「…わかった。じゃあ頼むぜ!」とジャンプボールを彼に託した
するとその事にはやはりベンチも予想外なようだった
小金井
「あり?ジャンプボール火神?」
土田
「予定じゃ木吉が跳んで、黒子→火神で速攻1本とるはずじゃなかtったか?」
河原
「い、いいんですかカントク?」
相田
「…選手の判断に任せるわ!火神くんがもしいれこみすぎてるとかなら鉄平が止めるはず…代わったってことはそうした方がいいって感じたんでしょう」
日向
「(火神のこのカンジ…いつだったか見覚えある、闘志は充満してるけど落ち着いてる。おそらく精神的にもベストコンディション…!!)」
氷室
「…だとしたら可能性はあるんじゃないか?」
紫原
「…かもねー。赤ちんに一泡吹かせることができるとしたら、考えられないけどまず火神でしょ」
そう言った彼の目線の先では選手達全員、どころか会場全体が静かになっていた
そんな中で「決勝戦試合…開始!!」と言われながら放たれたボールは誠凛ボールからスタートし、黒子の加速するパス廻(イグナイトパス廻)で日向にボールが回された
しかし日向はまだ廻が取れないために小金井から「バカ黒子気合入りすぎだー!!」と言われていたが、ボールはゴール方向にこぼしていた
そのまま日向がシュートする。かと思いきや彼の後ろから実渕がレイアップシュートをブロックした
日向
「ぐっ…」
実渕
「とりそこねがなければ決められたのに、残念だったわね」
そして洛山は反撃を始め、ボールを回された赤司は伊月が来たのを見てから根武谷にボールを回した
根武谷には木吉がついていたが、彼には5番の黛がスクリーンを使いフリーの状態となっていた
しかし、そんな彼の横から火神がブロックに跳び、根布谷のボールを弾き飛ばし、そのボールを木吉が取ると火神は「くれ!!」と言ってボールを受け取った