第5章 さらば、もう一人の友よ
ルーエンの街に着いたナツ達はエドルーシィの案内で闇市に向かう事にした。
一方、魔法が使える俺はクロスと裏道に隠れて話をしていた。
この世界にとって魔法とは物みたいな感じだ。
武器にラクリマを組み合わせる事で魔法の道具を造る。
その総称を"魔法"と呼ぶ。
エドルーシィの場合、取っ手から魔法の鞭が出現する道具を武器にしている。
少し前までは魔法は普通に魔法は普通に売買されていた。
しかし王国のギルド狩りがあり、今は魔法の売買は禁止されている。
それどころか所持しているだけで罪になる…らしい。
『成程…魔力が有限っつー事は体内に魔力を持つ人はいないって事か』
『あぁ エリュシアンの世界の奴にわかりやすく言えば、こっちの魔導士は魔法の道具を使うだけなんだ』
『アースランド風に言うと、エドラスの魔導士は全員保持(ホルダー)系の魔導士って事か…じゃあクロスの剣もか?』
『俺は…中途半端なところだな 俺の場合は魔法を切り裂く二刀流だ
確かにこの刀を造る過程でラクリマを使ったが、この剣を使ったからといって魔力を消費するワケじゃねぇんだ』
『確かに微妙だな』
『そうだな…体内に魔力を持ってんのは"エクシード"くらいだ』
『えくしーど?』
『エドラスで唯一体内に魔力を持っている種族で、神と崇められている
エクスタリアと言う王国に住んでいて女王は人間管理をするんだ』
『…まためんどくせー存在だなー』
『全くだ』
はぁー…と溜息を吐く俺達。
『あ、最後に一つ』
『ん?』
俺はみんながいない今のうちに、気になっていた事を聞いた。
『クロスにとって、ジェラールってどんな存在?』