第5章 さらば、もう一人の友よ
「この世界を"アースランド"と呼ぶ
私はもう一つの世界、"エドラス"から来たジェラールだ」
『アースランド…エドラス…』
「エドラスとアースランドはどうやらパラレルワールドの様なものらしい
また、エドラスでは魔力は有限の世界…いずれは枯渇し、なくなってしまう
逆にアースランドは魔力が無限に存在する世界だ
エドラス王はアースランドから魔力を吸収する亜空間魔法 "アニマ"を造り出した
私はその魔力の吸収を止めるためにアニマを塞いでいるのだ」
『あにま?』
「さっき空に大きな渦が巻き起こっていただろう?
アレがアニマだ」
『…実物を見せられちゃあ信じざるを得ないな』
「…信じてくれるのか?」
『あぁ 世界が違うとはいえ、ジェラールはジェラールだ
俺に出来る事があれば力を貸すぜ
だが、その話を他の人にするのはやめた方がいいだろうな
この世界で聞きたい事があれば俺に言ってくれ』
「…ありがとう…ふふ…」
ジェラールは何故か嬉しいそうに笑みを浮かべた。
勿論アギトは?を浮かべる。
「エドラスでもアースランドでも、君はあまり変わらないな」
『そうなのか?』
「あぁ 私のたった一人の友人だ」
『へー、嬉しいな』
「…決定的に違うのは…」
『ち…違うのは…?』
「エドラスの君は女だ」
『ええぇえええぇえええええ!!?』