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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第5章 さらば、もう一人の友よ


妖精の尻尾のギルドがあったっ場所に着いたアギトとミストガン…いや、ジェラール。
空にはまだ黒い雲が渦巻いていた。


『ナツはハッピー、ウェンディはシャルルでエドラスに行ったみたいだな』

「君は私が送ろう それと、これを飲んで行くと良い」


そう言うとジェラールは懐から入れ物を取り出し、中に入っている丸い弾丸を一つ取り出した。


『何だこれ?』

「エクスボールだ エドラスで魔法が使えるようになる」

『サンキュ』


ジェラールから受け取り、ゴクッと飲み込んだ。


『…味ねぇんだな』

「ふふっ 皆は恐らく王都にいるはずだ…頼んでいいか、アギト」

『あぁ ジェラールはどうするんだ?』

「私は他にも誰かいないか探してみる」


そう言ってチラッと白い砂の海に目を向けたジェラール。
アギトも魔力を探すべく少し意識を集中させた。


『…確かにあと二人はいそうだ 一人は多分ガジル…もう一人は誰だ?』

「頑張って探すさ 頼んだぞ」


ジェラールが手に握った杖を高く振り翳す。
すると、アギトの体が光に包まれ始め、フワッと浮き上がった。


『疲れてるのに、悪ぃな』

「…それはこっちのセリフだ…すまない、」

『構わないさ 絶対取り戻すから』


悔しそうに顔を歪めるジェラールにアギトはフッと笑みを浮かべて答える。
そして、アギトは吸い込まれる様にアニマへと消えて行った。

一人白い砂の海に残されたジェラールは、もう見えぬアギトへもう一度すまない、と小さく呟いた。
そして他の無事な者を探す為歩み出した。


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