第11章 あらたなひかり

私はあんまり人があつまってわいわいしてる中に入るのが苦手だった。静くんだってさっきまで楽しそうに女の子たちと会話していたし･･･
大丈夫だよね。私がいなくっても平気だよね。



うん。




















私はその場から駆け出して逃げた。







「えっ・・・」










そう消えそうな声で彩を呼ぶ静だった。















『あ、あの子？行っちゃったし私たちとあそぼ♪』

















「わ、わかりました。」



僕はきっと彩さんにとったらちっぽけで隣の子ってだけの存在なんだろうな。
僕はこんなに君を欲しているのになんで気付いてくれないの･･･