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BLEACH第一章『Opening』

第2章 Opening


[謝罪]2

「すみません日番谷隊長。そろそろ四番隊に来た理由を教えて貰ってもよろしいですか?」

よそよそしく日番谷隊長なんて呼ぶんじゃねぇよ
昔唯一お前だけが俺の事を名前で呼んでくれていたのに

そう思っていると雛森が眠っている病室に着いた

「…着いたぞ。楠木、お前に一つだけ言っておく。これは事実だ」

俺が扉を開いた時にベッドに横たわっているのが雛森だと認識できた刹那、奈々美はベッドに駆け寄った
奈々美の目からは大粒の涙が零れている

ごめん 本当にごめん

俺の頭の中はこの言葉しかなかった

「…ごめん」

俺の頭がその言葉でいっぱいになった時、自然と口からこう出てきた
奈々美が雛森の名を呼びながら右手を強く握っても、意識が無いコイツは目を覚ます事は無い

「さっき、お前は斬魄刀で心臓を一突きされた奴がいたと言ったな。それは雛森だ。
コイツは自分が慕っていたいた隊長、藍染に俺たちを含め騙されてた。奴が本来の姿をあらわした時に裏切りの意を表してか雛森の心臓を一突きしたんだ」

俺がお前の好きな幼馴染みをこんなにしたんだと言うと、奈々美は俺を責めないと言ってくれた

俺の目を見て、俺の名を呼んで



”優しい”



この言葉が奈々美には合うだろう

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