第20章 壊れかける心
そこにはセレナちゃんが立っていた。
セ「なんであなたなの?」
えっ?
セ「凛は小学校の時、私を好きだったのに!」
えっ…凛がセレナちゃんを好き?
小学校の時…
私が凛に恋してた時。
凛はセレナちゃんに恋してたの?
一緒にいたのに。凛は一言も教えてくれなかった。
「なんで凛がセレナちゃんを好きなの知ったの?」
セ「えっ?…っふ…あなた頭おかしいの?凛が私に告ってきたに決まってるじゃん。」
告…白…
凛がいつの間にそんなことを…
ポロポロ…
私の目から涙が出てきた。
「そう…なんだ…」
知らなかったよ。凛が、凛がセレナちゃんを好きだったなんて…
本当に私を好きなのかな…
私の方が凛を好きなのに。