第9章 揺れる想い
みつるside〜
「健斗からデートのお誘いされたんだ!」
あの日から俺の頭はそればかりだ。
あいつのことばかり… あいつ、まだ風中に気があったのか?
5ヶ月前…
「俺さ、風中のことが気になるんだよね。」
「そうなの?風中ってE組の?」
「そう。優しくて勉強出来ていい子なんだ。」
「そっか。頑張って。」
「おう!」
でも数日が経ち彼から衝撃なことを言われた。
「俺さ、諦めようかと思う。」
「えっ!?なんで?」
「分からね〜、でもあいつには俺は無理かもしれね。」
……
でも結局諦めなかったんだな。 でもあいつが好かれるわけが今、分かる気がするよ。
俺も諦めねぇ。この気持ち、必ずあいつに伝える。
そう決意した。