第23章 〜卒業〜
み「俺はラーメンが好きだ。毎日食べても飽きないくらい。3年経っても10年経っても。
それと同じで俺は死ぬまであおいが好きだ。」
うーん…いいのか悪いのかわからなくなってきた。
今、あっさり好きって言われた。
けどこんなにあっさりいわれてもいいの?
み「アメリカに行ってる間、あおいが俺のこと忘れても、俺よりいい男が現れても、俺はお前が好きだ。
その気持ちは死ぬまで変わらない。」
そして私を見てニッコリ笑う。
み「論理的だろ?」
みつるは全く…
あ「あなたの気持ちは変わらなくても、私の気持ちが変わるかもしれないよ?
3年経って戻ってきた時、もうこんな女嫌いだ!、そんな風になるかもしれないのよ?
なのに『死ぬまで気持ちは変わらない』なんて、言っていいの?」
み「いつまで経ってもあおいはあおいだよ。」
なんか泣けてくる…
こんなこと言われたら他の男なんてどうでもよくなってきちゃう。
言葉に詰まった私の頭を引き寄せるみつる。
私の頭の位置関係。
今、私はみつるの首の高さにある。いつの間にこんな背伸びたの?