第23章 〜卒業〜
3年の間の恋のつぼみが大きく咲いた日々。
私たちはいよいよ卒業する。
先生「これで卒業式を終わります。20分後、自分の教室に戻ってきてください。」
…
み「あおいー!ちょっと来て。」
あ「あっ、うん。じゃあねさら、後で!」
「うん。いってらっしゃい。」
凛はどこだろう…
女1「凛くんの第2ボタン欲しい〜」
女2「わたしがよー!」
女3「いいえ、貴方じゃなくて私よ!」
あー、人気者はいいよな…
私も凛の第2ボタン欲しいもん…
凛「何拗ねてんだよ。」
「えつ!?あー凛」
凛「はい、」
「えっ!?これって第二ボタン?」
凛「ん。」
////
嬉しいよー。
凛「教室戻るぞ。」
「うん。」
…
あ「話って?」
み「はい。」
あ「これって…」
み「第二ボタン…いらないならあげないぞ。」
あ「うんうん!欲しい!絶対欲しいです!」
み「はいよ。」
あ「話って…これだけ?」
み「うんうん。あのさ、こんなの聞くのなんだけど、ラーメン好きか?」
はぁ?
あ「そ、そりゃ好きだけど…」
み「十年経っても?」
あ「多分好きだと思う。てか嫌いにならないと思う。」
み「だろ?俺もそうだ。」
ますますみつるの言うことがわからん。