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時の贈り物*[幽遊白書]*

第19章 新たな出会い 霊界探偵と助手


というわけで、私はぼたんのオールに乗せてもらい皿屋敷市へ向かった。

「ねぇ、ぼたん。さっきから気になってたんだけど、その服装…何?」

いつも桜色の着物を着ているぼたんが紫色の占い師の様な服を着ている。

ぼたん「ん?コレ?ホホホ、ちょいと幽助を驚かせてやろうと思ってね~」

「……あそ。ところで浦飯くんってどういうコ?」

ぼたん「一言で言うと不良だね」

「不良!?」

まさか不良とは思わなかった。
そんなコが霊界探偵になって本当に大丈夫なのかしら。
色んな意味で不安になってきた。

ぼたん「学校はよくサボるは、酒は飲むはタバコは吸うわでケンカも日常茶飯事」

「いかにも不良ね…」

ぼたん「でしょ?でも根はとってもいいヤツなんだよ!幽助は曲がった事が嫌いなヤツだからね、人柄は良いコだからさ。会ってみればわかるよ」 

「そう?」

ぼたんがそこまで自信あり気に言うなら大丈夫かな…。

一人納得する。


ぼたん「んーっと、幽助は……。あ!いたよ!!」

「どれどれ…」

ぼたんの視線先へ顔を向けると、短い黒髪をオールバックにし、ラフな格好をした少年がいた。

「あのコが浦飯幽助くん?」

ぼたん「そうだよ」

彼の右手には、小さな鬼の妖怪がいる。
確かアイツは前科五犯の霊界の指名手配犯、邪鬼。

それを捕まえるとは、あのコ中々やるじゃない。

ぼたん「よーし、幽助を驚かせてやるかな!お時ちゃんは、タイミングを計って出てきてね」

「はいはい」

ホント、お茶目ね。

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