第11章 ~永久に一緒~
そして隣では、あいも変わらずイチャ付く二人が居た。
打が其は、戦国の世では微笑ましい事だ。
其でも、成実には
「・・・梵~・・・こじゅ兄が、阻止すんだけどォ~・・・」
従兄弟を盗られた焼き餅が積るだけだった。
「・・・・・・仕方ねぇな・・・ほら、此で良いか?」
「・・・・・・っ!!?」
其に気付いた政宗は、成実を引き寄せ、抱き締めた。
成実は、政宗の唐突な行動にどぎまぎした。
打が、政宗の匂いに安心して、胸の中に、顔を埋めた。
「・・・ハハッ・・・シゲは、甘えん坊打な・・・小十郎見てぇだ・・・」
「・・・・・・政宗・・・此では話が違う・・・」
政宗は、成実の頭を撫でながら微笑んだ。
小十郎は其に、納得いかなかった。
「・・・小十郎・・・シゲは、オレのfamilyだぞ?此は、familyの絆を深める為のskinshipだ・・・」
「・・・う~・・・」
小十郎は、政宗の嬉しそうな表情に嫉妬して、唸り声を出した。