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呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第7章 どこにいても


数日で憂太は帰ってきて、すぐに私のところに来てくれた。
みんなの前でキスした時は、どうしようかと思ったけど。

寮に行こうと向かっていると、「憂太〜」と後ろから声をかけられた。
悟がニコニコしながら近づいてくる。
少し、嫌な感じがした。

握られている手にぎゅっと力を入れると、憂太も握り返してくれた。

「千景にちゅってしちゃった!一応言っておくね〜」

痛いほどに憂太の手に力が入る。

「五条先生酷いなぁ……僕の大切な人だって知ってるのに……」

悟は逃げるように戻っていった。
地雷踏みつけて、処理は私にさせるなんて……。

「憂太、あのねっ……ここ、ここだから!」

慌てて額の少し上を指差す。
憂太の目が少し、冷たかった。

憂太の部屋に入ると、扉が閉まり切る前に後頭部に手が回り、引き寄せられる。
先程指差した場所に何度もキスをされた。

リカちゃんが出てくる気配はなく、唇は下りて、耳に触れる。
はぁ……と熱い息をかけられて、腰の力が抜けた。

腰に回した腕に支えられて、胸に縋る。
近づいた唇は重なり、ちゅっちゅと何度も触れて離れていった。

「寂しかった?」

「うん……ごめんね。避けられなかった」

「うん、大丈夫。好きだよ、千景」

学ランのボタンを外して肩を出される。
そのまま憂太は、露わになった肌に歯を立てた。

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