第5章 君だけ
濡れた指を舐めて、捲れたままの私の服を戻してくれる。
「ちゃんと気持ちよく出来て、よかった……」
耳元で囁き、耳たぶに唇を触れさせて離れていく。
ティッシュを持ってきて、差し出されたが受け取るだけで、ボーッとしたまま荒く呼吸を繰り返していた。
「すごい濡れてたし、そのままだと嫌だよね?僕が拭く?」
「……脱がせて……下着が、濡れて……」
憂太は私の言葉に息を呑み、少し目を泳がせた。
でもすぐに私を抱えて、枕まで移動させる。
布団を掛けて、腰ゴムに指を掛けた。
――憂太が触ってくれた……。
ただ嬉しくて、自分がどれだけ恥ずかしいことを言っているかにも、気づいていなかった。
スルスルとズボンと下着が、足から抜けていく。
憂太はズボンを畳み、その上に下着を広げた。
可愛い下着を選んでいたことに、心底、安心した。
私の秘部を拭いた憂太は隣に横になり、頭の下に腕を忍び込ませた。
――憂太の顔が近い……。
キス、出来ちゃいそう。
「そのまま寝てもいいよ。おやすみ、千景」
「……憂太は?……おっきくなってる……」
腰を寄せると、押し返すモノがあった。
それでも憂太は首を振って、私の身体に足を絡めてくる。
「僕はいいよ。これ以上したら、ほんとに危ない……」
足と腕に抱き締められて、身動きが取れなくなった。
憂太のアソコが当たって、眠れない……。
「お、おやすみ……」
私が眠るまで憂太は、興奮したまま、私の髪を撫で続けた。