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呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第5章 君だけ


「こんぶ?」

「へっ?……いや、えーっと……なんで知ってるの?パンダは真希を揶揄ってるけど……」

グラウンドに近づいてくると棘は、「憂太のこと、好きだよね?」と、何食わぬ顔で聞いてきた。
棘と真希は知っているのに、パンダは知らないの?
ただ真希を揶揄いたいだけかもしれない。

私も揶揄われるのは嫌なので、パンダの前ではわかりやすいことを言ったりはしないようにしてる。はず……。

顔が熱くなって、憂太のことを考えると、勝手に頬が緩む。
棘に「うん」と答えていた。

隣から優しいような、揶揄っているような笑い声が聞こえてくる。
恥ずかしくなって、耳まで熱くなった。

「棘……パンダに知られると面倒臭いから、内緒で……」

「こんぶ?」

パンダも知っているようで、頭を抱えて蹲りたくなった。
憂太は完全に知っているだろうな、と泣きたくなった。

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