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呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第14章 君に触れて


目を開けるとベッドの上にいた。
床をびしゃびしゃにした記憶があるが、見てみると綺麗になっていた。

憂太の方を向くと、規則正しく寝息を立てている。
お腹に乗っている憂太の手を握り、軽く絡めて寄せる。

――また憂太は、自分でしたのかな。

起こさないようにベッドから抜け出し、汗でベタベタになったのでシャワーを浴びた。
部屋に戻り、すぐに目に入った憂太の部屋着を借りる。

――おっきい……。
服も大きくなったのだろうか。

部屋着1枚のままで、インスタントコーヒーの封を切る。
カップに乗せ、電気ポットからお湯を注いだ。
ドリップされていくコーヒーから、少し酸味のある香りが漂い始める。

もう1つのカップに紅茶を淹れ、砂糖やミルクを手にしてから考える。
――憂太って、ブラックだっけ……?

ベッドに行き、スマホで時間を確認してから憂太を起こす。
軽く揺すりながら名前を呼ぶと、すぐに目が開いた。

「おはよ。コーヒー淹れたんだけど……ブラックだっけ?」

「ん?……おはよ。コーヒー……んー、ブラック……」

まだ寝たかっただろうか。
ぼんやりとしながら答える憂太に申し訳なくなった。

「ごめん、もう少し寝る?」

首を振りながら起き上がった憂太は私の腕を引き、頬に口付ける。
そのまま耳まで移動して、唇をつけた。

「好きだよ。僕の服着てるの、可愛いね」

――朝からアクセル全開ですか……。

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