第11章 白の温もり
辺りがオレンジ色に染まり始めた頃、コンビニで軽食を買ってホテルに入る。
綺麗でオシャレなビジネスホテル。
さすがにラブホテルは私たちは入れないから……。
ベッドはツインじゃなくて、ダブルだった。
いつも一緒に寝ているから、特に気にはならないが、意識すると緊張してしまう。
「少しゆっくりしよっか」
ベッドの端に座った憂太に引き寄せられ、膝に座る。
そのまま倒されて、2人でベッドに沈み込んだ。
寝返りを打ち、憂太と向き合う。
顔にかかった髪は、憂太が耳にかけてくれた。
緊張した空気。
でも、どこか柔らかい。
きっと、憂太の優しさと笑顔のお陰。
「ふふ。大丈夫だよ。嫌なら何もしないし、前みたいに途中で止めたりもする」
頬に触れた手の平の温度で、私を溶かす。
そのまま髪を撫で続けた。
「嫌じゃない。憂太としたい」
ぎゅっと抱きつけば、髪を撫でていた手は背中に落ち、滑らせるように優しく撫でる。
少し離れると、軽く唇が重なった。
何度も唇をちゅっちゅと重ねたり、指を絡めて握ったり……少しイチャイチャしてから起き上がる。
買ってきた軽食を食べて、お風呂に向かった。