第11章 白の温もり
「千景、今度は前しようか?」
気を紛らわせる為に弄っていたスマホを置き、ゆっくりと向きを変える。
憂太の下で仰向けになり、腕で胸を隠した。
小指に人差し指をかけ、少し引っ張られる。
軽く浮いた手はすぐに憂太に取られ、腕を寄せられた。
「邪魔だから、隠さないで?どうしても隠したいなら、タオルでも掛ける?もう形も色も知ってるから、意味ないけど」
役目がなくなった腕で顔を隠した。
憂太はクスクスと笑いながら脇腹を撫で、膨らみの下まで指を滑らす。
軽く吐息を漏らしながら耐えていると、指よりも柔らかい感触と息のような温かい風が肌を掠める。
リップ音が聞こえて、お腹にキスをされているのだと気づいた。
少し腰ゴムを下げて、ギリギリまで口付けられる。
不規則に漏れる息と跳ねる腰で、私が昂っていることなど、憂太にはお見通しなのだろう。
スーっと唇と指が上がってきて、少し胸の形を変える。
優しく乳房を掴みながら膨らみにキスをしていたかと思うと、いきなり強く吸われた。
「んッ!……憂太。こんなじっくりされると、おかしくなって、声、抑えらんない……」
「マッサージだよ。おっぱいのマッサージと……ココ――クリトリスのマッサージ」
一度だけ服の上から割れ目を撫で上げられ、腰が浮いた。
憂太は「ふふ」と笑いながら、手を胸に戻した。
「マッサージ、じゃない……憂太に犯されちゃう……」
「はは。犯しはしないよ。……まだ」
肌を撫でながら唇が中心へと向かっていく。
揉んでいる指も、ゆっくりと中心に向かって、触れた。
――今、"まだ"って言った……。