• テキストサイズ

まだここにいる【ワンピース サンジ】

第12章 11


廊下。

一人になった瞬間、

力が抜ける。

「……っ、」

熱い。

頬も、

耳も、

まだ全然冷めない。

思い出した途端、

呼吸がおかしくなる。

サンジの手。

低い声。

触れられるたび、

どうなっていたのか。

「……やば……」

小さく口元を押さえる。

あんな声、

自分で出してた。

しかも——

初めてだったのに。

恥ずかしさが一気に込み上げて、

しゃがみ込みたくなる。

でも。

嫌じゃ、なかった。

むしろ、

思い出すたび胸が苦しくなるくらいには。

「……恋人でも、ないのに」


落ちた声だけが、

静かな廊下に残った。
/ 145ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp