第13章 12★
サンジは腰に回した腕をさらに引き寄せ、深く、深く、吐息を吸い込んだ。
重なるたびに深くなるキス
昼間に感じた不安のすべてを、熱い体温で塗りつぶしていく
「……っ、ふ……」
わずかに唇が離れる。
サンジはみかを壊れ物を扱うように抱きしめたまま、その耳元に顔を埋めた。
「……今夜だけじゃねえ」
掠れた声。
「明日も、その先もだ。……ずっと、側にいさせてくれ」
サンジは顔を上げると、愛おしそうに目を細めて笑い、もう一度ゆっくりと目を伏せた。
「……愛してる」
その呟きだけが、静かな部屋にどこまでも甘く溶けていった。