第15章 小ネタ集/ボクっ娘バトラーnextシリーズ
小説断片/君の大切な人の代わりにはなれないけれど
Side梨歩
光秀「…煕子。」
生前に愛した妻の名を呼び、ボクを後ろからふんわりと抱きしめるみっちー。
みっちー曰く、煕子とボクは瓜二つらしく、時折ボクに煕子の面影を重ねている。
その事が嬉しいような、もどかしいような…かなり複雑な心境だ。
…物心付いた時、みっちーは既にボクに憑依していた。本人曰く、ボクが赤ちゃんの時に憑依したの事。
それから、ボク達はずっと一緒に過ごし、今に至る。
みっちー曰く、成長する度に煕子に似てきているの事。
光秀「…すまない。」
梨歩「ううん、大丈夫だよ。」
光秀「頭では理解しているんだ…お前と煕子は異なる存在という事を。」
梨歩「…。」
光秀「多分、これから先…お前の人生が終わるその時まで、俺はお前に煕子の面影を重ねてしまうだろう。この事を、どうか許して欲しい。」
梨歩「うん。良いよ。」
ボクは煕子の代わりにはなれない。だけど…彼が望むのならボクは…。