第15章 小ネタ集/ボクっ娘バトラーnextシリーズ
小説断片/君は"彼女"とは違うけど…
Side光秀
名前と髪の色と目の色は違えど、それ以外の全て…顔立ち、声、仕草、表情は何もかも煕子と同じ。
だけど、梨歩と煕子は違う存在。そんなの理解しているはずなのに…。
結局、俺は今日も、梨歩に煕子の面影を重ねる。
光秀「煕子…。」
梨歩「…。」
何時ものように、俺は煕子の名を呼び、梨歩を後ろからそっと抱きしめる。
その度に、梨歩は少し困ったような表情で優しい微笑む。
光秀「…すまない。」
梨歩「ううん、大丈夫だよ。」
光秀「頭では理解しているんだ…お前と煕子は異なる存在という事を。」
梨歩「…。」
光秀「多分、これから先…お前の人生が終わるその時まで、俺はお前に煕子の面影を重ねてしまうだろう。この事を、どうか許して欲しい。」
梨歩「うん。良いよ。」
梨歩は少し困った表情で、だけど優しく微笑む。