第9章 世界帝軍の逆襲編の小説断片集
Episode02
Side無し
自分達に出来る事をする事を決意しつつも、まだ傷心の海月姉妹の元へ、貴銃士の1人であるカトラリーがオムライスを持ってやって来る。
カトラリー「えっと…とりあえず、一緒にご飯食べよ。」
りおん「あ、うん!食べよっか。」
乃蒼「うん…。」
トリト「そう、だね。」
マヨリ「だの。」
とりあえず、カトラリーと一緒にオムライスを食べるりおん達。
りおん「…お父さんと一緒の味だ。」
カトラリー「え!?本当に?嬉しいなぁ。先代マスターのレシピを元に作ってみたんだ。」
りおん「…そうなんだ。」
トリト「えっと…その先代マスター…りおんと乃蒼の本当のお父さんとお母さんって、どんな人だったのかな?」
カトラリー「簡単に言うなら、優しい人。こんなボクにも、優しくしてくれて、一緒にご飯を食べてくれた人。ボクはね、食器に仕込まれた銃…マナーの悪い人に対しての銃だから…前は皆が落ち着いてご飯を食べれないと思って…1人でいようとしてた。だけど、先代マスターはそんなボクに、誰かと一緒にご飯を食べる優しさと温もりを教えてくれたんだ。」
りおん&乃蒼「…。」
その時、海月姉妹の脳裏に、亡き父親の言葉が蘇る。
"1人で食べるよりも、誰かと一緒に食べるおやつやご飯が1番美味しいんだよ"
りおん&乃蒼「…。」
2人の目から涙が溢れた。
カトラリー「…あのね。あの戦争の後も、先代マスター…2人のお父さんとお母さんはボク達の事を大切にしてくれた。だけど、2人もボク達の事を大切にしてくれたよね。」
りおん&乃蒼「…!」
カトラリー「…先代マスターが亡くなった後…君達…ううん、マスターがボク達の事を磨いたり、話し掛けてくれたりしてくれた。お父さんとお母さんを亡くして、悲しんでいたはずなのに。」
両親亡き後、しばらくは悲しみに暮れていたりおんと乃蒼。
悲しみから立ち直った直後、すかさず両親の形見である古銃を話し掛けながら磨いた。