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PRISM LINE【ワールドトリガー】

第4章 感情線の混線



「太刀川さん、最初は他の隊にくっつく形でって言ってましたよね」
「ん?……あぁ、任務のことか?」
「はい、それって一度くっついた隊とまたシフト被ったらそこにくっつけるの?それとも毎回変更?」
「どうだろうな、そこらへんあんま詳しくないから分かんねー」


ですよね。いくら天下の太刀川さんでも専門外な気がしてた。あわよくばで知ってるなら教えてほしかっただけ。だって毎回変更しちゃうと毎回緊張してぐだぐだになりそうな予感しかしないし。


あたしなんかどうせコミュ障だし人と関わるの苦手だしって、そこまで拗らせるつもりは毛頭ない。でもこういう時はさすがに迅さんや駿くんみたいに、コミュニケーション能力の長けてる人が少しだけ羨ましく見えたりもする。

これからは仮想空間の守られた状況での対峙じゃない。本物のトリオン兵と相まみえる不安もあるからこそ、人間関係は円滑にしたい、切実に。


「なに、まだ悩んでんの」
「悩むと言うか、身の振り方が分からないと言うか」
「いろんなとこからお声かかってんだろ?良さげなとこねーの?」
「んー」


なにを基準に良さげと言えばいいのか分かんないけど、少なくとも腹割れそうな感じではないよね。

見た目で判断するほど失礼なものはないのも分かってるんだけど、フィーリングも大事だとは思うから。そう考えるとなかなか首を縦に触れなかったりするんだよ。



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