第40章 小説断片〜プロローグ③〜
Sideトリト
面会時間は15分とあっという間。
りおん「それじゃ、またねー!」
乃蒼&笑瑠「またねー!」
歩「またな。」
乃蒼と歩と笑瑠と笑顔でバイバイし、病室を後にする。
看護師さん「あ、りおんちゃん。帰る前にちょっと良い?」
話しかけて来た看護師さんが有紗。
とても優しいので、りおんも懐いている。
りおん「どうしたのー?」
看護師さん→有紗「…"瓜生さん"からコレを渡して欲しいって。」
りおん「…。」
瓜生さんと言うのは、今は豪華客船爆破テロ事件と呼ばれているあの日の事件の加害者の家族…。
瓜生さんは乃蒼の入院費や治療費を全額援助している上に、有紗を通じて、りおんの事を直接援助している。
りおん「…一応、受け取る。」
有紗「…りおんちゃん、悪いのは加害者の人だけ。加害者の家族の人達は何も悪くないの…それはわかってあげてね。」
りおん「わかってるよ…それじゃ、またね。」
有紗「うん…。あと、明後日からまた来るからね。」
りおん「うん!待ってるー。」
有紗はいろいろあって、オレ達と半同居しているんだ。
ちなみに、有紗も本物のバトラーなんだ。
とりあえず、有紗から瓜生さんからの援助を受け取り、病院を後にする。