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夢幻泡影②【呪術廻戦(死滅回游〜)/伏黒 恵オチ】

第14章 天使と巡り会うオラトリオ【東京第2結界】



 ――ドオォォォン‼︎


 強い衝撃音に、星也は【白虎】へ止まるよう指示した。

 音は上空。星也が空を見上げると、人影が地上へ落ちていく。そこへさらに追撃が迫っていた。


「【太裳】、いけ‼︎」


 ほとんど反射的に【太裳】を呼び出し、落下するその人物のフォローに向かわせる。キンッと結界を展開した【太裳】が、相手の攻撃を弾くのが見えた。

 星也は相手の攻撃を警戒しながら、【太裳】に乗せられて地上に降りた人物のもとまで急ぐ。

「君は……」

 その人物――金色の髪の少女に星也は息を呑んだ。頭上に浮かぶ光の輪、背中に生える鳥のような羽。


 ――『見れば分かる』、か。なるほど。


 逸る気持ちを抑え、「大丈夫か?」と肩に触れる。震える瞼がゆっくりと開き、鮮やかな緑色の瞳が露わになった。そして、その瞳が見開かれる。

「翡翠の……鳥……?」

 瞳を揺らす天使のような姿の少女に、星也は怪訝に眉を寄せた。

 そこへ、炎の弾丸が無数に襲いかかってくる。星也が少女を抱き寄せるのと同時に、【太裳】が局所結界を展開して守ってくれた。

 “天使”の確認をするために、まずはあの泳者を片づけた方がいいな。

 星也が立ち上がると、後ろから「あの!」と呼びかけられた。
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