【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第14章 ✼••┈••✼至らぬ者✼••┈••✼
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氣(タオ)が体の中を巡る感覚に、孤蘭は状況をすぐに理解した。
蓬莱の外で自分と同じタオが弾ける感覚がした。
人形符が破られたのだ。
そう、盲目のあの男に渡した人形符だ。
「…………。」
「…………。」
士遠(しおん)に呼ばれたので、子種でもくれるのかと思えば、何故かその場で士遠以外の男に体を縛られた。
目の前には士遠と、背の低い忍びの男。
画眉丸だ。
別に縛られている縄はすぐに解けるので、孤蘭はあえてなにもせずに目の前の二人を見た。
前回士遠と一緒にいたヌルガイがいないだけで、話は出来ると思ったからだ。
「……縛られながら子種を貰う趣味はないんだけど。」
「…そんなつもりで呼び出した訳じゃない。」
なにか用があるから呼び出したらしいが、どうやら目的の相違はあるようだ。
「おヌシ仙薬の在処を知っているか?」
画眉丸が聞くと、孤蘭は彼に目線を向けた。
「……蓮(リエン)は色んな研究してるけど、仙薬かどうかは私には分からないし、興味もない。」