【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第10章 ✼••┈••✼人間と天仙と✼••┈••✼
なのに嗅ぎなれない汗の匂いも、耳元で聞こえるこの男の声でさえ不快では無かった。
「はっ…ああっ…。」
「…………。」
激しく揺らされて、頬を掴まれて顔を上げさせられた。
無理矢理顔を向けさせられると、今度は唇を喰われた。
「んっ…は……。」
口付けをされながら、中に入っている弔兵衛のモノが膨張するのが分かった。
「…出すぞ…。」
吐息混じりに聞こえた声に、孤蘭は浅い息を何度かした後に声を出した。
「…ちょうだい…中で出して…。」
絞り出したような孤蘭の声に、弔兵衛の顔が歪んだ。
とうてい我慢出来ない快楽の波に襲われて、孤蘭の体を抱き締めて再びその唇を塞いだ。
唇の端から弔兵衛の声がかすかに漏れて、孤蘭の中で何度も跳ねている感覚と、腕の震えが、彼が中で果てていることを教える。
「ちゅっ……ん……。」
お互いの快楽の波がおさまるまで、舌を絡めて余韻を味わっていた。
どちらともなく体の力が抜けて、弔兵衛の手が離れると孤蘭は膝を付いて花の上に倒れた。