【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第10章 ✼••┈••✼人間と天仙と✼••┈••✼
淡い色の薄い絹布が一枚また一枚と剥がれていく。
その間も口付けは止まらずに、二人の熱い息が絡みあっていた。
押さえ付けるというよりも、掴まれている手は指を絡めて花の絨毯に寝かされている。
口の中を切っていたのか、弔兵衛から血の味もした。
蓮とは決して味わうことのない口付けに、孤蘭は弔兵衛の指を絡めた。
「っ待って、こんな場所じゃくて、宮殿に行きましょう。」
また一枚絹布が剥がれて、孤蘭の肩が顕になった。
弔兵衛は孤蘭の言葉に考える素振りを見せたが、ニヤッと笑ってその提案を断った。
「まだお前に聞きたいことがたくさんあるんだよ。」
まずは…そうだな…。
何故子種を欲しがっているか聞くか。
弔兵衛は孤蘭の手を放すと、彼女の膝に手を伸ばした。
服の下に手を差し入れて、ゆっくりとその滑らかな肌を楽しむように、膝から太ももにかけてなぞった。
孤蘭の肌の感触を手で楽しんでいると、唇は剥き出しにされている肩へ触れた。
「っ!いたっ!」
弔兵衛の歯が肌に食い込み、孤蘭の肩に彼の歯型が付いた。