第12章 悦楽の反転
が火照った身体を横たえ、ぼんやりと天井を眺めて余韻に浸っていると、不意に扉がノックされた。
「……入るぞ」
低い、聞き慣れた声。
入ってきたのは相澤だった。
彼は一歩踏み出した瞬間に鼻を突く、濃厚な精液とミルクの混ざり合った匂いに、わずかに眉を動かした。
視線の先にはシーツを汚し、乱れた姿で横たわる教え子の姿。
太腿を伝い落ちる白濁や、何度も吸い上げられ唾液で濡れそぼった胸が照明を反射して淫らに光っていた。
そのあまりに暴力的なまでに色香を放つ光景に、相澤の理性が一瞬で悲鳴を上げた。
「……だいぶ、派手にやられたようだな。体調に変化はないか。歩けるか」
相澤は努めて事務的に、意識を逸らすように問いかける。
だが、その声は隠しきれない熱を帯びわずかに掠れていた。
彼は、轟に散々抱き潰され、疲れ切っているであろうを気遣おうとした。
これ以上、自分の欲望で彼女を追い詰めるわけにはいかない。
「……異常がないなら、俺はこれで失礼する。……ゆっくり休め」
背を向け、逃げるように部屋を出ようとする相澤。
その時、の視線は隠しきれない程盛り上がってる、彼の股間のに釘付けになった。
「……待って、相澤先生」
「……何だ。早く寝ろ」
「だって、先生、そんなに……っ」
呼び止められ、振り返った相澤の顔は苦渋に満ちていた。
だが、隠そうとしても、その「そこ」は、目の前の痴態に反応して、はち切れんばかりに猛り狂っている。
逃げようとする彼の背中に、は震える手を伸ばした。
「先生のそこ、すごく苦しそう……。私で抜いてください」