第12章 悦楽の反転
文化祭が明けた昼休みの空き教室。
は心操の腿の上に跨り、根元まで貫かれたまま抗えない快楽に身を震わせていた。
ーードチュッ、ジュブゥッ……!!
「……は、ぁ……ん、あぁッ!!♡♡ 心操くん、……そこ、……あつい……ッ!!」
心操は無言のまま、の腰を掴んで真下から突き上げる。
粘膜が吸い付く卑猥な音が、狭い室内に生々しく響いた。
「……昨日、どこ行ってたんだよ。当番終わった後探したのに、全然捕まらねぇし」
心操の問いには、隠しきれない独占欲と嫉妬が混じっていた。
彼は昨日一日、自分が触れられなかった彼女の肌に、誰の痕跡が刻まれたのかを執拗に探っている。
「……っ、ん、……勝己くんと、……文化祭、……まわってた、の……っ」
その答えを聞いた瞬間、心操くんの動きが一段と激しさを増した。
「……爆豪かよ。アイツ、調子乗って相当やり込んだんだろ。……こうやって、ナカまで全部、自分の色に染めるみたいにな」
「あ、ひ、ぁぁああッ!!♡♡ 心操くん、……はげし、……いッ!!♡♡」
どつくような衝撃が脳まで突き抜け、は白目を剥いて彼の肩に縋り付いた。
心操は彼女の項に鼻を寄せ、他の男の匂いを嗅ぎ分けるように深く息を吸い込む。
「……で? 爆豪以外には、誰に抱かれたんだ。……相澤先生か、それとも緑谷か」
「……ううん、……昨日は、勝己くん、だけ……だったよ……っ」
心操の手が、驚きに微かに止まった。
「……だけ? ……本当に、爆豪とだけか?」
信じられないといった様子で、心操は再び腰を動かし始める。
今度は確かめるようにゆっくりと、最奥の肉壁をなぞるような動きだった。
「……っ、……うん…っ」
「……その後、疼かなかったのか。……いつもなら、男の熱が足りなくて、泣きながら誰かを探してる頃だろ」
「……それが、……大丈夫だったの。……勝己くんと、……ずっと一緒にいたから、かな……っ♡」
心操は動きを止め、何かを深く考察するように目を細めた。
その、理性的でありながらどこか昏い光を宿した瞳は、昨夜の相澤の表情に酷く似ていた。