第97章 祈るように君の名をうたう
張り詰めた詞ノ葉を 紡ぎ出す哀し詩
やわらかな温もりに 胸の奥 焼けついて
儚い幻想 夢現(ゆめうつつ) 眩(くら)む中で
紅い花が散ってゆく……
月光(ひかり)が注ぐ 汀の淵で
涙を流し震える声が
幼き日々の痛みを数え
祈るように君の名をうたう
【術式】歌楽具現術
【使用者】神ノ原 詞織
【使用シーン】第12章②
【効果】
序盤では炎を巻き上げる効果を持っていたが、途中で気持ちを切り替え、サビにあたる部分では浄化の光を放った。
【解説】
詞織が詩音のために即興で作り上げた歌。
そのときの状況に合わせて歌詞や気持ちを切り替え、効果を変化させるのは簡単なことではなく、高い感受性と呪術センス、繊細な呪力操作が必要。