第8章 黒のマギ
紅炎「…嘘は言ってないようだな。
俺は煌帝国第一皇子だ。
そして、そこで腹を抱えているやつはこの国の神官だ」
私は紅炎の言葉をすぐに理解できなかった
レイ「え…?皇子と…これが神官!?」
・・・本当に?こいつが祭事とかするの!?
私が頭を抱えてアワアワしていると
紅炎「それと用件は何か、と言っていたな。お前、いやレイ=クライム、ここに住む気はないか?」
私はやっと取り戻した思考を突拍子もないことで一瞬でかき乱した
レイ「…。えっ、と…それは無理です。私にもやることがあるんです。」
紅炎「俺の命令が聞けないと言うのか?」
鋭い視線を向けてきた
レイ「私はあなたの部下でもなんでもない」
紅炎の目を見て私ははっきりと言った