【ハイキュー!!】矢印の先に、俺(私)はいない【R指定】
第12章 Triangular Midnight
研磨は黒尾が絶対に戻ってくると分かっていた。
だけどもう止める気は無かった。
仁美の涙を拭いながら、ゆっくりと仁美の服を脱がせていく。
お互いに服を脱ぎ捨てて、だんだんと肌が重なっていった。
心も外の空気も冷たいのに、研磨と触れ合っている肌はとても暖かかった。
ちゅっとキスをして、研磨は仁美の顔を見る。
泣き腫らした顔で研磨を見上げる仁美の顔だった。。
仁美が泣いている時にしか、キスをしたことがない。
その事実が胸を痛める。
いつも仁美を泣かせる黒尾に心底腹が立つが、研磨は彼女の涙を自分が止められることも知っている。
何度もキスをして、仁美の涙を唇で拭って。
次第に研磨の唇は彼女の細い首筋に移動する。
長い髪をかき分けて、自分が触れた印を付けていくと、研磨の唇は柔らかい胸にたどり着く。
もう戸惑うこともなく、研磨はその胸を掴むと乳首を口に含めて舌を絡めた。
「っ…っ。」
涙で声が掠れていたが、仁美からは熱い吐息が漏れた。