第7章 メイドカフェ ※
「お店に来て写真撮ったのは五条先生だけだけど」
(……あの淫乱教師が!!)
元凶の元データは最強呪術師の手の中にあるらしい。狗巻のスマホを壊しただけじゃ無駄だったのだ。まさか虎杖やパンダにも写真を送りつけてるんじゃないかと思うと寒気がした。
あの五条に写真データ消させることなんてできるのだろうか。いい方法が思いつかなくて、とりあえず考えるのをやめた。
「あー、マジであんなエロい写真撮らせてんじゃねぇよ!」
「エロくなんかないよ!全然露出してないし」
エロいメイド服とは違う。首の下までしっかりボタンが止まっているし、スカートだって膝丈でそんなに短くない。
「そもそもメイドカフェ自体がそういう対象として見られるだろうが!」
「メイドカフェは風俗じゃないもん!」
大体鈴は席に客を案内するぐらいでほとんど接客なんてしていない。そもそもセクハラでもされようものなら出禁だ。
「この格好恥ずかしいから着替えるね。明日も学校だし高専に帰ろ?」
「ダメだ」
着替えが入った袋を持って移動しようと背を向けた時、後ろからぎゅっと抱きしめられた。振り向きざまに唇を奪われる。
「んっ…」
伏黒の舌が口の中に入ってきて、舌を絡み取ろうと深くキスされる。鈴は口が弱いから、こうされるとすぐ力が抜けてしまう。
ろくに抵抗なんてできないままダブルベッドにそのまま押し倒されて、早業で前ボタンを胸下まで外される。
「ちょっ…!まって!まって!」
「嫌だ。待てない」
はだけたメイド服から覗く黒いブラに包まれた豊かな胸。背中のホックを外して、膨らみに手を滑らせる。ブラをずらして主張したピンクの突起を舌で転がすと「ひゃっ」と背中が跳ねた。胸を隠して見えないように体を捻ってしまうので、今度は太腿を撫でながら念入りに足先までキスをしていると段々鈴の息遣いが荒くなって、汗が滲んできた。