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愛が重たいです、南波くん【R18】

第5章 ダークホース



そんな状況に迷わず突っかかってきたのは南波くんだった。

「お〜?なんやその話?面白そうやなぁ。いっぺん聞かせてみぃ?」

ドス黒い笑みを浮かべながら、私と村瀬さんから説明を問う。

やばい、絶対キレてる。

「実は、私が移動してきた初日、退勤したあとオフィスに忘れ物とりに戻ろうとしたところ、偶然先輩と男性が会話してるの見ちゃいまして〜。」

「た、確かに先輩社員と話した記憶はあるけど、多分気のせいじゃないかな〜?あはははは。」

「いえいえ!気のせいなんかじゃありませんよ〜。ぎゅうって両手握られながら、好きだよ古村さんって言われてました!」

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