第3章 似た者同士
……みなさま。誰が来たか察して頂けましたでしょうか。
そうです。彼らです。
「なんでィ、旦那たちじゃないですかィ」
栗色の髪の色の男の子。腰には日本刀を帯刀し、黒をメインとした制服…隊服だろうか?
その男の子が私たち…銀さんたちに話しかけてきた。すると、普段見かけない女が神楽ちゃんと手を繋いでいることに気づいた彼。
「……誰でィ?その女」
「あ、えと……」
「こら総悟、隊から外れんな」
また違う人が来た。
今度は黒髪の男性。同じ服を着てるってことは仲間かな。身長は銀さんくらいで、タバコを吸っており煙の匂いにむせそうになる。
「えと、その……」
なんか、私の本能なのかそのふたりの前にすると恐怖という感覚にのまれてしまう。
すると、その黒髪の男性も私の存在に気付く。突き刺すような視線に私の背筋も凍る。
「ひっ、」
おもわず、ちいさな悲鳴をだしてしまい、横にいた銀さんの服をつまんでしまう。
それに気づいた銀さんは少し私の前に出てくれ、軽い紹介をしてくれた。
「あー……こいつらは真選組っていってな。まァ警察みたいなもんよ。このタバコすってんのが土方クン、こっちのドSそうなのが沖田クン。」