第52章 私のカラダ〜冨岡義勇 時透無一郎【R強強】
「ごめんね…だけどゆき暴れるから…縛っちゃった…」
両手を前で縛られ足まで動かないように手ぬぐいで縛られている。
「僕が、任務に行く前と態度が全然違うから戸惑ってるんだけど…」
それは…義勇さんに聞いちゃったから…凛に私の幻覚を見せられて、あの出来事以降にも凛を抱いてるはずだって…
「無一郎くん…ほどいてよ…」
「駄目だよ帰っちゃうでしょ?」
「帰らないからお願いします…ほどいて」
無一郎は、渋々拘束をといてあげた。そして、ゆきにぎゅっと抱きついた。
「ゆき…僕に何か怒ってるの?二日間の任務大変だったんだよ…鬼が何匹も居てさ…街の人も守ってきたよ…頑張ったからゆきに癒して欲しかった…」
ゆきは、無一郎をぎゅっと抱きしめた。
無一郎は、安心した顔をして目を閉じた。
「もし今日屋敷に凛が居たら凛に癒してもらってた?」
無一郎は、慌ててゆきの顔を見た。
「何言ってるの?」
「いつも一緒に寝てるの?」
「ゆき本当に僕怒るよ」
無一郎は、ゆきに激しくくちづけをした。息が出来なくて辞めてとゆきが、背中を叩いてくるが辞めなかった。
ギリギリの所で唇を外してあげた。
「はぁはぁはぁ…」
ゆきの息遣いが部屋中に広がった。
「どうしちゃったの本当に変だよ…僕本気で怒るよ」
こうやって遠回しでしか無一郎くんに言えない自分が嫌になる…。
核心部分を聞けないよ…
あの出来事以降に幻覚の私と…いや…凛と何回体を交えたのか聞けない…
無一郎は、ゆきの隊服を脱がしていった…。
首筋にくちづけをしようとゆきの髪をよけた。
首筋に、跡を見つけた…。
「ゆき…昨夜はどうだった?」
「どうって?」
「冨岡さんと本当に何も無かった?」
「うん。何も無いよ」
無一郎は、首筋に着いた跡に舌を這わした。
「ここに跡ついてるよ?」
ゆきは、昨夜義勇に付けられた事を思い出した。
「…義勇さんが…付けた」
ゆきのその発言に、無一郎はゆきの顔を見た。
「やっぱり!二人きりで四日間も部屋に居て何も無いなんてあり得ないと思った」
無一郎は、荒々しくゆきのズボンをずらした。