第28章 不死川実弥と冨岡義勇〜不死川実弥 冨岡義勇【R18】
次の日ゆきは、稽古に行くために屋敷を出る所だった。
「おっ!もう冨岡んとこ行くのかァ?」
「不死川さん!おはようございます」
「今日は俺も行こうかなァ?冨岡がどんな稽古つけてるのか見てェし」
不死川さんが、付いてきちゃったけど師範と二人きりに、ならずに済むから良かった。
「……どう言う事だ?」
ゆきの隣りにぴったりと不死川がついてきた。
「あの…師範、不死川さんがお稽古見たいそうで…」
「ここで見させてもらうわァ」
不死川は、昨日の義勇のゆきへの行動を見ていて二人きりにさせるのは危ないと判断し付いてきたのだった。
「案外稽古は厳しめにつけてんだなァ?」
義勇がゆきと手合せしている姿をみてそう不死川は、感じた。
「今日は、夜間の警備があるからゆきを連れて行く不死川も夜間の警備があるだろ?」
「それ、ゆきは俺が連れて行くわァ!」
義勇がゆきを自分の後ろに移動させた。
「俺の継子だ」
義勇が気を取られている間に不死川が、ゆきを片手で抱えて自分の前に立っていた。
「えっ!?不死川さん?」
そのまま不死川は、道場から出ようとした。
ゆきに他の男が触れている事にものすごく腹が立った。不死川の手が腕がゆきの体に触れているのが許せなかった。
「待て!不死川」
ゆきを抱きかかえたまま不死川が、振り返った。
「嫌だァね」
そのまますごい速さで行ってしまった。
「クソっ!」
義勇は追いかけたかったが任務があるのでそれが出来なかった。
「不死川さん、私は師範と任務に行かないと…」
「一人で行かせりァいいよ。帰るぞ。俺は今日は任務はねェ」
「不死川さん!やっぱり私師範のところ戻ります」
何で、俺がそんな行動に出ちまったのかはわからねェが、体が勝手に動いていた…。
あァ…冨岡も時透も夢中になる気持ちが分かるような気がした。
惹き寄せられるように、ゆきに不死川は口づけしていた。
「戻るな俺と居ろォ」
この潤んだ瞳がかわいいんだァ。こいつを看病した日から考えないようにしていたが、忘れられなかった。
不死川は、もう一度口づけした。ぎこちないが欲望のままに舌を絡めて激しく…