第21章 記憶の誰か~冨岡義勇 時透無一郎【R18】
義勇は優しい目でゆきを見つめる…もう後悔したくない。
俺は口下手すぎて何も伝えれず後悔した。けれど今また、やり直せる機会が訪れた。
「好きだ」
ゆきは目を見開く…私の事を?義勇さんが?
「ま、待ってください本当に?」
「ああ」
また唇を重ねる…義勇は目を閉じているが驚いているゆきは開いたまま固まった…
義勇が少し目を開いて唇を離した。
「目ちゃんと閉じて俺に委ねろ」
ゆきは、言われるままに目を閉じて体を義勇に委ねた。
私が義勇さんに恋心を抱いたのは確か、柱合会議で初めて義勇さんに会った日だった…あれ?私がなんで、柱合会議に行ってるの?いや、誰かに連れられて産屋敷邸に行ったんだった。
あれ?私の師範は義勇さんなのに?
誰と、一緒に行ってたの私は…誰…
義勇がゆきの浴衣の帯を解こうとした時だった。
「あの…この前いた髪の長い人あの方は誰ですか?」
義勇の手の動きがぴたっと止まる
「黙って」
唇を激しく塞ぐ何も考えさせない為に、舌を絡ませた…
ゆきは頭が真っ白に染まり義勇に委ねた…
しかし脳裏に映るのはまたあの髪の長い少年だった。
誰なの?
義勇は浴衣を脱がせていく、それにゆきが気づき義勇の手を抑えた
「いけません」
「何故だ?抱きたい」
義勇は、慣れた手つきで胸を撫で愛撫する。体が熱くなるが同時にずっとあの人を思い浮かべてしまう…。
「義勇さん待って…」
義勇の手がゆきの濡れつつある場所に伸びたが…
「悪かった辞めよう」
ゆきは、安堵の表情を浮かべ乱れた浴衣を直している…部屋に戻ってしまうのかと義勇は思った
しかし…
「あの、一緒に眠ってもいいですか?」
義勇は驚いたが、すぐ手招きして寝床に招き入れた。
ゆきを抱きしめ髪を撫でた時…
また質問された
「あの不死川さんのお屋敷にいた長い髪の方は誰なんですか?」
「…そんなに気になるか?」
「はい。何故か気になります…」
「霞柱の時透無一郎だ」
「あの方は柱なんですね…」
義勇は、黙ってゆきを抱き寄せてた。
「おやすみ」
ゆきの背中をトントン叩きながら目を閉じた
背中トントン何だか懐かしいな…私がしていたような記憶が…あるような…