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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第19章 揺れる無一郎の心~時透無一郎 冨岡義勇 不死川実弥


「はぁはぁはぁはぁ…もう少しゆっくり走ってください」

ゆきの走る速さは柱には劣るので無一郎に付いていけなくなっていた。

無一郎は立ち止まってやった。

ゆきは、はぁはぁと肩で息をしている。

「ボタン三つも外れてるけど何で?」

言われて慌てて胸元をみた。義勇が無理やり脱がそうとした時に取れたのだとすぐにわかった。

「あ、あの鬼に引っ掛かれて」

「ふーん」

「それと、隊服埃まみれだね。廃墟の寺床がかなり汚かったけど寝転んだの?」

「あ、鬼と戦う時に倒れたような気がします」

「ふーん」

無一郎は、ゆきの受け答えがおかしいと感じた。

「冨岡さんも埃まみれだったけどあんな弱そうな鬼に苦戦したんだ。寝転びながら戦ったんだ」

無表情でじっと見つめてくる。

すると遠くから凛の声がしてきた。

「しはーん!お帰りなさい」

当たり前の様に抱きついてきた。

「重い…」

無表情の無一郎だがされるがままだった。

「しはーん帰りましょう」

無一郎は、ゆきに気を向ける事をせず凛と中へ入って行った。

ゆきは、薄々気付いていた。知らぬうちに無一郎は凛に惹かれ始めてるんじゃないのかと…

次の日の朝…

ゆきは、義勇の元に稽古に行くため廊下を歩いていた。

庭から凛の笑い声が聞こえる。見ると無一郎と凛が紙飛行機を作っていた。

無一郎は、無表情で紙飛行機を織っている。

二人を見ていると、年齢も同じだしお似合いに見えた。
胸がぎゅっと痛かった。

ふとこちらに気付いた無一郎と目があったがゆきは慌てて玄関へ向かうがすでに目の前に無一郎が立っていた。

「今から冨岡さんとこ行くの?」

「はい」

無一郎が強引にゆきを壁に押し付けた。

「冨岡さんのとこ行くなら前に付けた跡が薄くならないようにまた付ける」

と言いながら無一郎は、隊服の詰めを弾きゆきの首筋を露にした。

無一郎の目が見開く…昨夜義勇が付けた赤い跡…言い逃れできない跡

「はっ?そう言うことか」

「違うんです!これは無理やり」

「隙があるからだろ、心のどこがでまだ冨岡さんが好きなんじゃない?」

涙が溢れた…無一郎くんに嫌われた?無一郎は涙を拭ってはくれなかった

「冨岡さん待ってるから早く行けば」




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