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魔族と人と、、、

第10章 がいこうかい かいし




「〚では発表する!!〛」

エドウィン皇帝陛下は声を上げて右手を前に出し、黄色の魔法陣が展開され

それに合わせて、キドウィン皇太子殿下が右手を前に出し、緑色の魔法陣が展開され

電流と風が合わせた魔法の渦が出る。


身構える会場にいる参加者達だが、魔法の渦はすぐに消えて


各国の代表達の前に、それぞれ1つずつ
代表者達の胸より下が隠れるくらいの大きな巻物が、縦に開かれた状態で現れたのだ。


「〚今回の外交会の日程を4ヶ月でやっていく!!〛」


そう発言したエドウィン皇帝陛下に、舞台上にいる各国代表達以外の会場にいる参加者が驚き

「えぇぇ!?」という声が響く




「おい!どういうことだ?」

「え?貴方も聞いてないのですか?」

そう口々に驚き、聞き合うヒューニンザ帝国の貴族達




「王女殿下、王子殿下から連絡は?」

「いえ、特に前もっては…」

レイミセイ大国関係者も確認し合い




「あの2人が言うわけないか?」

「まぁ、分からなくもないが…」

テイツチ大国関係者は呆れながらも話し合う





同盟国GJRIの関係者達は、ヒソヒソと小声で周りから聞かれないように何か確認し合ってる中……
その集まりに聖クルセミア教会の司教と見られる者たちが近寄っていた。





そして、デビアン帝国の関係者方は……


「だから……部下から確認の通信が来たのか……あの状況で……」

ため息をつくレンヒ



「こうもいきなりの予定変更とはね……繋がるかしら……」

呆れながら亜空間から通信の魔道具を取り出す



「………ギルヴァ様?」

考えることが一気に増えたマキアだが、ギルヴァの方を見上げる



「…はぁ……ったく……各国のトップの承認をそれぞれ取り付けてきやがったのか……」

ギルヴァは言いながらジッと真剣な目で見るのは、
ガエテ皇太子とエマリビア皇太子妃の前にある巻物だった。




それぞれの各代表の前にある巻物は、書いてる内容は同じ物であるのは見ていて分かった。


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