第6章 しょうじょ
「悪かったな……もう許可なくしねぇ。ただパートナーとして魔力の馴染みの為にさっきみたいのは早くて良いと思ったんだ。」
飲み物をまた1口飲みながら、
バツ悪そうな顔をしてるギルヴァを見たマキアは軽く溜息をつき
「驚きましたが……謝ってくれたので大丈夫です。あの…スヴァガルの馴染ませ行為で血が必要なのは分かったのですが………他に何か必要とかあるのですか??」
聞いてくるマキアにギルヴァは軽く肩を揺らして動揺するも…少し考えて大きな溜息をつくと…
「……可能なら、血の交換をすると良い……あと出来るなら交換は毎日のが早いと聞いたんだ。それのが相手の魔力を受け入れようと身体がするからな。ただ俺は平気だが人間であるマキアにはたぶん負担になる…………あとはそれ以外で馴染ませるとなると…………」
「それ以外でだと??」
首を傾げるマキアに、また大きな溜息を吐くギルヴァ
「怒るなよ??……手っ取り早く馴染ませるのは……スればいいんだ。」
「する??」
「…………お前、生娘か?」
「なっ!!!ギルヴァ様!?……何を!!」
「男女がスると言ったら1つしかないだろ。」
そう言われて赤面するマキアに、思わずプッと笑うギルヴァ
「俺は嫌がるやつにするほど、落ちぶれちゃいねぇよ……他に必要なのって聞くから言ったまでだ。」
「そうなのですね……すみません。分からなくて……」
「だから、開会パーティーまで時間もないのもあって馴染むまでは血は我慢してもらいたんだ。だが無理はさせない。どうする?」
「…………スヴァガルの行為の1つで魔力が早く馴染むなら、大丈夫です。血の交換をします。」
「そうか……ありがとうな。そしたら…さっき俺はマキアのを飲んだから…」
そう言うと、亜空間からナイフを出したギルヴァは自らの指先の皮膚をスパッと切った
「え!?ギルヴァ様!?大丈夫ですか?」
「騒ぐなよ……首だと濃度が濃いから心臓から遠くで血を渡せるなら指なんだ。ほら、口を開けろ。」
「あっ……はい……」
そう言われて口を開けて少し上を向くマキアの口に一滴の血を垂らして直ぐに治癒魔法を使って切った部分を治したギルヴァ